電源系統見直し日記
電源強化を思い立った経緯
先日のオフ会、皆さんからお褒めの言葉を頂いたのだが、唯一指摘されたのが電源系統。ケーブルについては合格点だったがそれ以前の無防備さを指摘された。そこで思い立ったのが松下WN1318と最近話題のクライオブレーカー(クライオオーディオテクノロジー社CPBR20AS)の取り付け。電源系統については「本当に効果があるの?」と思っている人も多いだろう。私自身もその一人だった。電源ケーブルについては効果を認めていたが、電源そのものの効果については「???」そこで電源効果のエージングの変化について書こうと思ったのが「人柱日記」のきっかけだった。

クライオオーディオテクノロジー社CPBR20AS&松下WN1318 電源ケーブルのSAラボハイエンドホースSAC
クライオ処理とは?
液体窒素などを使い-100度以下で行う金属処理の事。これにより金属の強度が大きく向上する。
クライオ処理のメリット
1.物性そのもの強度が増すので、音質改善効果が非常に大きい
2、経年変化が殆ど無い
3.樹脂などの熱に弱い部材も処理できる
以上の事を判断すると、低温環境にさらすことで、金属の分子並びの歪みが取れ、電子の流れがスムースになる。すなわち信号の流れがスムースになるという事・・・らしい。はたして気になる音や映像への変化はどうなったのかと言うと・・・・
エージングが進むにつれて(クライオ日記より)
5月11日(取り付け初日)
逆に変化の具合が良く感じられたのが映像についてですな。全体的にざらつく感じが減ったのと輪郭の描写がよりスムーズになったので、見かけ上の解像度が上がった様に感じました。
5月12日(二日目)
確かに音は変化しています。ただ、その変化の仕方が実に複雑。今までの音と比べると違和感タップリで良くなっている様にも、悪くなっている様にもきこえます。具体的に書くと
1、奥行感が良くなった→音像全体が引っ込んでしまった。
2、音がまったりと柔らかくなった→その分スピード感が無くなり、ピアノやドラムの鋭さが弱まった。
そんな感じです。現段階では良くなった方と悪くなった方の「痛み分け」ですな。
5月13日(三日目)
ただ良くなっている面が導入前の音と比べて良い感じの音なのです。生々しさとピアニッシモのスッと消えていく感じは以前より良くなっています。ボーカルの生っぽさに時折ゾクっとします。その反面、音の鋭さは以前の方が上で全体的には音が曇ってナロウレンジな感じもしますが・・・エージングで鋭さがどれだけ戻るか、それ次第な気がしてきました。
この頃は正直言うと「厄介な物に手を出した」って感じだった。音については取り付け前の音も悪くは無い状態だったんで、いっそのこと元に戻す事も考えた。ただ日記にも書いたように生々しさが良くなっているのでそれを期待してしばらく様子を見る事に。一方映像のほうは対照的だった。思い違いで最初はコンセントのみ交換からスタートだったが・・・
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| コンセント交換前 | コンセント交換後 |
説明不要だろうと思う。ノイズ感、解像度が良くなり、また暗部の潰れもなくなった。そして映像用にもクライオ到着・・・・
映像への効果
5月15日(五日目)
映像はのっけから出ましたね。まず明るさがアップ、それもギラギラした感じではなく、さらりと上品な感じで明るくなりました。また解像度や奥行感、それに肌や色に乗るノイズが一掃されました。下のお姫様の肌ですが、今までは上手くノイズを散らしていた感が有りましたが全くそれらのノイズがなくなりました。ただ画面が明るくなり白が飽和、ハレーションを起こしてしまい、またイコライジングの遣り直しです。
とにかく驚いたのが映像への効果だった。いままでどうやっても取れくて、半ば諦めていた微粒子ノイズまで一掃された。まるで一ランク上の機材と交換したかと思う位の変化だった。電源系統の見直しは映像には、即効き目があると言えると思う。
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スターウォーズEP1 画質モード ナチュラル 黒レベル -12 白レベル −20 シャープネス 5 色の濃さ -2 色合い -1 RGB調整 オフセット R -8 G -4 B 0 ゲイン R -12 G -7 B -7 ガンマ R 1.9 G 2.0 B 1.9 今までは肌にノイズが乗っていたシーン。それが完全に取れた。 |
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バーディカル・リミット(R1スーパービット) 画質モード シアター 黒レベル -7 白レベル -18シャープネス 5 色の濃さ 1 色合い -1 RGB オフセット R -3 G 0 B 0 ゲイン R -5 G 0 B 0 ガンマ R 2.3 G 2.4 B 2.3 色の純度が良くなりノイズも皆無。ジャケットの質感がアップ |
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ハンニバル 画質モード シアター 黒レベル -7 白レベル -13 シャープネス 5 色の濃さ 1 色合い -1 RGB オフセット R -3 G 0 B 1 ゲイン R -5 G 0 B 1 ガンマ R 2.3 G 2.4 B 2.3 やはりEP1と同様で肌のノイズが取れた。 |
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グラジエーター 数値はハンニバルと一緒。 階調に優れより澄んだ黒が表現出来るようになった。 |
ちにみにDVDはパナソニックのRP91、普及価格のDVDPでも電源系統の見直し、イコライジング調整でここまで表現できる。安いDVDでも電源系統の見直しは有効だと思う。HTPCやハイビジョンなど更なる高画質化の道はあるが、この映像なら当分このプレーヤーで遊ぼうと思う。
そして音もエージングが進むにつれ徐々に良くなっていった。
5月16日(六日目)
さて音声系統のクライオもエージングが進むごとに一皮づつ剥けていく感じですな。クライオの投入で奥行感と生々しさが加わりました。いったんは失われた音の鋭さもエージングが進むごとに戻りつつあります。特にディティールの情報量が増えています。音の余韻も綺麗にスッと消えますね。まだエージングの途中ですが現時点ですでにクライオ投入前の凌駕していますね。はっきり言ってもうクライオ無しの音には戻る気がしません。
今回はエージングで日中もセント・ギガ(WOWOWの独立音声)を使って音を掛けっぱなしにしていた。それでも違和感が無くなるまで約1週間かかっている。通常1日1〜2時間位のエージングなら1ヶ月は見ておいた方がいいと思う。即効性のある映像に対し、音には時間が必要。1週間のエージングで前とは比べ物にならない程の音に仕上がった。
サラウンドへの効果
5月18日(八日目)
一応音楽モノと映画サウンドへの効果を確かめたいと思いましたんで綾戸智絵の「LIVE!」と「グリーンディスティニー」をDSP無しのストレートデコードで聴いてみたんですが、これがまたまた・・・萌え!
グリーンディスティニーのお馴染みch24の対決シーン、まずBGMに鳴り響く太鼓の音の厚みが更に分厚く響きます。剣の音は更に鋭さを増しています。女優2人の荒い息遣いも良く伝わってきます。包囲感、移動感共に良くなっています。
綾戸智絵はピアノの響きが更に綺麗になりました。重く響きながらきめ細かにスーっと消えていきますね。ボーカルも肉厚な感じ、あのしゃがれ声が更に一回り太く響く様になりました。また細かい音の余韻が綺麗です。会場に響く残響音も以前に比べ品が良くなりました。
ストレートデコードから確認したのはその方がアンプ本来の音がどれだけ改善されているのか確認出来ると思ったため。また・・・・
DSP無しでは「×」な評価を下されやすいヤマハのAVセンターですが、今回のクライオ取り付けでストレートデコードがかなり改善出来ました。てか「これで十分じゃん」て言う位の音です。ヤマハのストレートもちゃんと使いこなせばいい音が出ます。肉厚な感じで良いですね。これが感じられなかったのは使いこなせていなかった証拠ですな。自分自身のスキルの無さをアンプのせいにしていました。
すいません。ヤマハの皆さん・・・・ストレートが×ではシネマDSPが良いはずないですよね・・・・という訳で「ヤマハのストレートは音が悪い」とお嘆きの皆さん、それはスキルが足りない証拠です。自分もそうだったけど・・・・ほんとは音がいいヤマハ。またDSP無しも効果が有った為、THX系のアンプでも効果は有ると思う。さてシネマDSPへの効果だが・・・
ジュラシックパーク(輸入DTS−LD)ch26の子供達が乗った車が襲われるシーンをDTSアドベンチャーで試聴
・T-REXの足音が以前より重く響く
・咆哮が以前より鋭く透明感が増し、よりクリアーに響く
・低音の響きの質が高まった感じ
T2特別編 ショッピングセンターでの対決からトレーラー爆破までのシーンをアドベンチャーEXで試聴
・ショットガンの音に鋭さと重量感が増した
・BGMが綺麗に聞きやすくなった
・音の移動感や爆破音がより明確に響く
ジャンヌ・ダルク ch19の裁冠式をジェネラルEXで試聴
・教会の響きがより細かくなった。
・サラウンド効果が高まって天井の高さが表現出来るようになった。
反射音の質が上がった為に包囲感が向上、サラウンド効果が良くなった。
まとめ
半月間に渡って書いたクライオ日記。当初はクライオブレーカーのエージングの過程のみ書くつもりだったが最終的には電源系統の見直しやPJの画質の変化、イコライジングにまで書くことになった。結論として「機器の力を出す為に電源はとっても重要」オーディオ機器と電源は車とガソリンの関係に似ていると思う。車本来の走りをさせるにはガソリンも重要。それはオーディオにも当てはまると思う。